2023年12月20日のニュースによると、カリフォルニア大学の研究によって、自殺念慮の高い人を血液検査で90%以上の精度で特定することが示されました。男女で異なる5つの化合物の血液濃度を測定するだけで特定できるというもので、男女共通の自殺念慮の因子としてミトコンドリアの機能低下が特定されました。ミトコンドリアは細胞内のエネルギー生産工場であり、機能不全は全身の細胞に大きな悪影響を及ぼすと考えられています。この研究結果から、自殺未遂はストレスによって生じる生理学的衝動の可能性があるという仮説が提唱されています。
血液検査で自殺リスクを予測する研究は以前から存在していましたが、血液検査の精度や検出能力が不十分であったため、特定の病状に限った分析や再現性に問題がある場合もありました。しかし、最新のメタボロミクス技術の進歩により、細胞の活動によって生じるあらゆる分子を網羅的に検出することが可能になりました。この技術によって、特定の精神状態が全身の細胞にどのような変化をもたらすか解読できるようになりました。
今回の研究では、自殺したいと考えている時に体の細胞がどのような化合物を増減させるかを調査しました。この研究結果は、「自殺を考える人」が血中に検出可能な変化を起こしていることを示しており、男女で異なる成分が関与していることも明らかになりました。この研究は、自殺予防の研究や治療法の開発に大きな影響を与える可能性があります。
自殺は深刻な社会問題であり、予防や支援が大切です。この研究の成果を活用して、自殺リスクの高い人を早期に特定し、適切な支援を行っていくことが求められます。&Buzzとしては、このような研究の成果を見守りながら、自殺予防の取り組みを応援していきたいです。
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