宇宙開発の目的である「生命の起源を宇宙に探る」という考えについて、筆者は疑念を抱いています。生命が地球外からやって来たとしても、その起源がどこでどのようにして生まれたのかという問いには答えられず、結局は問題は解決されないからです。また、地球外生命の痕跡を探るためには水、有機物、エネルギー源が必要であるとされていますが、アミノ酸などの有機物が見つかったとしても、生命体への道は非常に遠いです。宇宙開発には巨額の予算が必要であり、生命の起源を探るための「口実」になっている可能性もあると筆者は考えています。
しかし、宇宙開発に対しては無人機による平和利用こそが限定されるべきだという意見もあります。現実的な宇宙探査には無人機が必要であり、人間が宇宙に飛び出す必要性は小さくなっています。また、宇宙空間での生存には厳密な条件が必要であり、宇宙船や宇宙服の開発には膨大な予算と労力が必要です。
そして、地球上には解決すべき課題がまだまだあります。貧困や飢餓、環境汚染などの解消、資源枯渇への備えなど、これらを地上でしっかりと取り組むべきです。宇宙開発に費やす予算や資源を地上での課題解決に投資するべきではないでしょうか。
&Buzzとしては、宇宙開発が持つ潜在的な可能性に注目して見守っていきたいと考えています。
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