国際宇宙ステーション(ISS)での微小重力環境下で使用するために開発された特殊なカップ「Capillary Cup」についてのニュース記事です。このカップは、袋やストローを使わずに水を飲みたいという宇宙飛行士の願いをかなえるために作られました。ISSでは、液体の挙動が地上とは異なるため、通常のマグカップでは飲むことができません。このカップは表面張力を利用して、液体を飲み口まで流す仕組みになっているそうです。
記事の中で紹介されている動画では、ISS内で水を出すと空中で球形になる様子や、水が肌に張り付いて離れない現象も確認することができます。Capillary Cupは、NASAの宇宙飛行士であるドナルド・ペティ氏が開発したプロトタイプから改良が加えられ、3Dプリンターで出力できるプラスチック製のカップとして完成しました。さらに、陶器版も作られ、ISSの備品となっています。
&Buzzとしては、宇宙飛行士たちの快適な生活環境づくりに大きく貢献しているCapillary Cupには、注目して見守っていきたいと思います。微小重力環境下での生活をサポートする技術の進化には、興味深さを感じます。
この &Buzzニュースは、Gigazine.netのニュースをAndbuzzが独自にまとめたもの。