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2012年3月30日号の主な記事
エコワークスの「ハイブリッドエコハウス」5つ星取得
エコワークス()(福岡市博多区竹丘町1丁目、小山貴史社長)と新産住拓()(熊本市、小山英文社長)が共同開発した戸建住宅「ハイブリッドエコハウス」が、財団法人建築環境・省エネルギー機構(略称IBEC)が認定する「LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅」の「5つ星」第1号を取得した。住宅のライフサイクルにおけるCO2排出率が0%以下の「極めて環境に優しい住宅普及のきっかけにしたい」(小山貴史社長)。エコワークス=環境活動という社名の通り、低炭素社会実現に向けた数々の先進的な取り組みが光る。

  LCCM住宅とは、徹底した省CO2技術と省エネ型生活行動を前提に、太陽光や太陽熱、バイオマスなどの再生可能エネルギー利用によって住宅の建設・運用・解体・廃棄に至るライフサイクルのトータルのCO2収支がマイナスとなる住宅のことで、IBECが昨年12月に、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)を用いた認定制度をスタートした。住宅のライフサイクルにおけるCO2排出率により、「1つ星」から「5つ星」の5段階のランク付けがなされる。


 CO2排出率が0%以下の「5つ星」第1号となった住宅は、エコワークスと新産住拓の共同事業「天然乾燥木材による循環型社会形成LCCM住宅プロジェクト〜ハイブリッドエコハウス〜」で、国土交通省の平成22年度住宅・建築物省CO2先導事業に採択され、熊本県菊池郡菊陽町の戸建団地内に建売住宅として昨年5月に竣工した。

 在来軸組工法による2階建で、敷地は233・29u(70)、延床面積は122・8u(37)。高断熱仕様に加えて、高効率エアコン、出力8kw/hの太陽光発電設備、太陽熱と深夜電力併用のエコキュートを備え、自然風を利用した計画的な通風・換気を行うほか、雨水タンクを設置している。今後普及が見込まれる新しい省エネ機器などの導入もありコストは割高になったが、環境意識の高いユーザーにより発売と同時に成約したという。

  エコワークスの小山貴史社長は「大手住宅メーカーの実験棟やモデルハウスなどでは5つ星相当の建物はあるが、LCCM住宅の認可対象は実際にお客様が住む前提の建物で、そのレベルでは第1号の5つ星認証。低炭素社会に向けてLCCMのような極めて環境に優しい住宅が普及するきっかけになればと思い、公的認証の取得に取り組んだ。私どものこれまでの取り組みの具体的な成果が現場レベルで出てきたと実感している」と語る。

  エコワークスは平成16年の創業時より母体企業の新産住拓と共に、現在のLCCM住宅認定制度では評価対象とならない天然乾燥木材をはじめ地域材の活用や天然乾燥イ草、リサイクル建材などによる住宅建設時の排出CO2削減に取り組んできた。


  天日干しによる天然乾燥木材は重油ボイラーを使用しないため、1棟あたり約4トンのCO2排出量を減らすことができ、LCCMにおける「建設時の排出CO2削減」に大きく貢献する。同社の住宅には全て国内産の木材を使用、内95%を九州産木材が占める。山林から工務店までの一貫した木材流通システムを一企業グループで構築しており、林野行政面でも注目されている。

  環境省のロードマップには、2030年のゼロエネルギー住宅義務化が謳われている。同社は、その実現には住宅の省エネ性能向上だけでなく、居住者の省エネ活動をサポートするソフト面での提案が重要と考え、環境省が推進する家庭の省エネ診断「うちエコ診断」試行事業に参画するなど、省エネコンサルティング分野の取り組みも始めた。

  小山社長は「エコワークスという社名は、直訳すると環境活動。私どもは住宅会社というより環境業界の会社であり、たまたま住宅を中心とした商材を扱っていると思っていただければいい」と語っている。

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